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桂月館

桂月館銘酒桂月の名前の由来となった文人、大町桂月は土佐の生んだ山河跋渉の紀行作家であった。
その桂月を偲んで造られた資料館は弊社の酒蔵わきにあり、大正時代に建てられた土佐独特の水切りの美しい土蔵造りとなっている。内部には桂月の作品、掛け軸をはじめ、歌碑、墓所の写真など数々を展示している。酒仙と呼ばれた桂月に因む洒落として、入館料の代わりに201円のカップ酒をお求めいただく仕組みである。
ぜひ一度ご来館、ご愛飲ください。

大町桂月 ~酒と旅を愛した文人~
1869年(明治2年)、高知市北門筋に生まれる。本名は芳衛。雅号の桂浜月下漁郎は、月の名所桂浜に因む。東京帝国大学国文科卒業後、「文芸倶楽部」「太陽」「中學世界」等に随筆を書き美文家として知られる。和漢混在の独特な美文の紀行文で知られ、終生酒と旅を愛し、酒仙鉄脚の旅人と称される。北海道の層雲峡や羽衣の滝の名付け親でもあり、その功績を称えて、大雪山系には桂月岳という名の山まである。青森県の十和田湖と奥入瀬を殊に愛し、晩年は同地の蔦温泉に居する。1925年(大正14年)6月10日没。

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